三宅八幡宮 | こどもの守り神。見どころと鳩餅、アクセス

三宅八幡宮

三宅八幡宮は推古天皇の時代(飛鳥時代)に小野妹子によって創建された神社がはじまりです。幕末頃からは、こどもの守り神として信仰が盛り上がりました。

境内では、あちらこちらに鳩のモチーフを発見することができます。鳩の絵馬やおみくじなどの授与品も充実。そう、「鳩」が神様の使徒なのです。

三宅八幡茶屋の鳩餅、でっちようかんもおすすめ^^ 見どころ、アクセス方法をご紹介します。

基本情報
三宅八幡宮
所在地 京都市左京区上高野三宅町22
TEL.075-781-5003
ご祈祷受付 9:00~15:00
社務所受付 9:00~16:00
三宅八幡宮 公式サイト

【1】三宅八幡宮のご利益

三宅八幡宮
▲こどもの健康を願う絵馬

・こどもの守り神

子供の守り神として、「疳の虫封じ」「子供の病気平癒」「夜なき」「学業成就」のご利益で知られています。特に、幕末~明治末期にかけて、疳の虫封じの信仰が高まりました。

皇室とのゆかりも深く、幼少の明治天皇が病を患った時、三宅八幡宮に祈祷が命じられ、無事快癒された結果「子供の神様」として、さらに広く伝播されていったという記録が残っているそうです。

疳の虫(かんのむし)
「疳」というのは、古来子どもの様々な病状を指す言葉であり、そのような状態を起こすもの(虫)が体内にいるととらえられていたようです。
現代では、夜泣きやかんしゃくなど、主に子どもの心の緊張状態を表す言葉として使われることがほとんどです。

(一社)大阪小児科医会サイトより抄録

・害虫駆除

虫退治の神様として「害虫駆除」などの御利益で知られます。

地元の伝承では、もともと「田の虫除け」の神だったのが、後に「子供の虫除け信仰」に変わっていき、幕末から明治にかけて信仰が拡大していったそうです。

ミィコ
「虫」つながりのご利益が興味深いですね^^

【2】三宅八幡宮の由緒

三宅八幡宮

・小野妹子が創建

建立は推古天皇の時代(飛鳥時代/592年〜710年)の遣隨使 小野妹子。
御祭神は第15代天皇 応神天皇(八幡大神)。

社伝によると、小野妹子が遣隋使として隋へ向かう途中、築紫で病に伏し、近くの宇佐八幡宮に祈願すると間もなく全快。随でも無事に過ごすことできたため、帰国後に宇佐八幡宮を勧請し八幡神をお祀りしたと伝えられます。

造営当初は現在地より南に伊太多神社(大正4年からは崇道神社の末社)の末社の一つとして建てられたようです。

・「三宅」の由来

正確な由来は不明。
後鳥羽上皇の第四皇子頼仁親王の血を継ぐ南朝の忠臣 児島高徳(別名:備後三郎三宅高徳)が八幡大神を尊崇していたことから、いつしか「三宅八幡宮」と呼ばれるようになったという説や、大化の改新前の大和朝廷の直轄地である屯倉(みやけ)が置かれたからという説があるそうです。

・神鳩のならわし

お宮参りの際に、つがいの鳩の置物「神鳩(しんばと)」を授けてもらい、子供が無事成長したら、お礼にお返しにくるというならわしがあります。

神鳩は素焼きに青い色をつけた、つがいの鳩の置物です。金色の首の輪があるほうがオス、ないほうがメスです。

三宅八幡宮 神鳩
▲奉納された神鳩

インターネットでの購入も可能です。
神鳩以外にも、お守りなど色々な授与品が用意されています。
三宅八幡宮 公式サイト

ミィコ
「病気を治す」というご利益は、飛鳥時代から脈々と引き継がれているんですね。

【3】三宅八幡宮の見どころ

豊かな自然の風景の中、いつの時代も変わらない親の子に対する健やかな成長への願いを思い出させてくれる神社です。

そして、ご近所の方たちの憩いの場でもあるようで、ベンチでくつろいだり、鳩にエサをあげたり、お茶屋さんでおしゃべりしたりと、それぞれの週末の午後を楽しむ姿が印象的でした。

・本殿と拝殿

社殿は応仁の乱(1467-77)の戦乱で全焼し、明治2年(1869年)に拝殿、明治20年(1887年)に本殿が近隣住民の尽力によって復旧されました。

三宅八幡宮拝殿
▲拝殿
三宅八幡宮
▲本殿
三宅八幡宮
▲奉納された小さなエプロン。

・神様の使徒「鳩」たち

八幡宮の「鳩」は、宇佐八幡宮から石清水八幡宮へ八幡神を勧請した際に、白い鳩が道案内をしたと伝えられ、以来、「神様の使い」 として大切にされてきました。

ただ、三宅八幡宮と鳩との関係がこれほど深いものとなった時期やその理由などは不明だそうです。

三宅八幡宮
▲本物の鳩。エサをあげることも出来ます。
三宅八幡宮
▲狛鳩
三宅八幡宮
▲鳩のレリーフ
三宅八幡宮

・三宅八幡宮 絵馬資料館

基本情報
三宅八幡宮 絵馬資料館

開館日 随時
※入館ご希望の方は社務所へお越しください。
開館時間 10:00~15:00
料金 志納

かつて絵馬堂に保管されていた大量の大絵馬が、資料館で公開されています。

三宅八幡神社 奉納 子育て祈願絵馬
※国の「重要有形民俗文化財」124点 指定(2009年)
三宅八幡神社 奉納 育児・成人儀礼関連絵馬
※京都市「有形民俗文化財」133点 指定(2001年)

幕末から明治期にかけて神社に奉納された、大型の扁額絵馬群は参詣行列や参拝風景が中心。時代性や地域性がうかがえる資料であるとともに、育児・成人習俗というテーマに沿った絵馬として高い評価を受けています。

ミィコ
境内の鳩モチーフを探してみるのも楽しみ方の一つですね!

【5】可愛い鳩のおみくじ

白い鳩の置物に中に、紙のおみくじが入っています。初穂料300円。
置物は持って帰ってもいいし、奉納してもOKです。

三宅八幡宮 鳩おみくじ
▲鳩のおみくじ
三宅八幡宮 鳩おみくじ
▲奉納された鳩おみくじ
ミィコ
可愛い置物型のおみくじを発見すると、通り過ぎる事はできません^^

【5】三宅八幡茶屋

参道にある、カジュアルなお茶屋さん。
営業時間 9:00~16:00
定休日 火曜日
※日曜営業

三宅八幡茶屋

・名物 鳩餅

鳩をかたどった「鳩餅」は、三宅八幡宮の隠れた人気商品。米の粉を蒸したもので、むっちりとした食感と、あっさりした甘さが特徴の素朴お菓子。白、ニッキ、抹茶の三種類です。

茶店のお茶セットで頂く事ができます^^

三宅八幡茶屋 鳩餅
▲お土産用の鳩餅
三宅八幡茶屋 鳩餅
▲お茶セット 320円(2019.4月)

・でっちようかん

お土産に購入しました。ラベルの鳩も可愛いです。こちらも控えめな甘さで、普通の羊羹は甘すぎてちょっと苦手な方にもおすすめです。

原材料:砂糖、大納言小豆、黒糖、こし餡、小麦粉、寒天

三宅八幡茶屋 でっちようかん
▲鳩のマークが可愛いラベル。 380円(2019.4月)
三宅八幡茶屋 でっちようかん
ミィコ
でっちようかんは、近所だったらリピート間違いなし^^

【6】アクセス

叡山電車
レトロな雰囲気が魅力の路面電車。
利便性からもイチオシの交通手段です。

正式な最寄り駅は「三宅八幡駅」下車 徒歩約10分。
※距離が近いのは「八幡前駅」で下車 徒歩約4分。

京都バス
停留所「三宅八幡」。
※1時間に2、3本です。

三宅八幡駅
▲三宅八幡駅前のサインを左折。
三宅八幡宮 鳥居
▲三宅八幡宮の鳥居が見えてきます。

・三条京阪から京阪→ 叡電

叡山電車の旅情を楽しめるコース
※三宅八幡駅までの合計所要時間 約24分~37分

(1) 京阪本線 特急 出町柳行「出町柳駅」まで約5分。
→ [出町柳駅 叡山電車に乗り換え]→
(2) 叡山電車 八瀬比叡山口行「三宅八幡駅」まで約11分。
※「八幡前駅」は、鞍馬行・二軒茶屋行に乗車 約11分。

・京都駅前バスターミナルから

乗り換えなしなので楽です。
※三宅八幡までの所要時間 約50分。

★京都駅前バスターミナルのりば案内
[C3のりば] 京都バス17、18 大原行き「三宅八幡」まで約50分。
※1時間に2、3本です。

・京都ステーションループバス→ 京阪→ 叡電

京阪電車への乗り継ぎに便利!
京阪七条-京都ステーションループバス
京都駅中央口から徒歩約2分。東に位置するホテル「ザ・サウザンド キョウト」前から乗車、京阪七条で京阪電車に乗り継ぎ。京阪電車ご利用の方は、片道100円で利用できます。事前に乗継割引券を忘れずにもらいましょう。

※三宅八幡までの合計所要時間:約40分~55分。

(1) 京阪七条-京都ステーションループバス 京阪七条まで約5分
→ [京阪七条駅 京阪電車に乗え]→
(2) 京阪本線 出町柳行「出町柳駅」まで約9分。
→ [出町柳駅 叡山電車に乗り換え]→
(3) 叡山電車 八瀬比叡山口行「三宅八幡駅」まで約11分。
※「八幡前駅」は、鞍馬行・二軒茶屋行に乗車 約11分。

京阪七条-京都ステーションループバス
【のりば】
・京都駅(ザ・サウザンド キョウト前)
・七条京阪前(京阪電車 七条駅1番出口すぐ)

【運行時間】
・京都駅発|7:00~21:00(15分間隔)
・七条京阪発|7:04〜21:19(15分間隔)

【運賃】
・230円(片道)

※「京阪電車」「ザ・サウザンド キョウト」「京都センチュリーホテル」をご利用のお客さまは、100円(片道)でご利用いただけます。
※「乗継割引券」は、京阪電車七条駅改札内およびザ・サウザンド キョウト、京都センチュリーホテルでお渡しいたします。
※バスの降車時に「乗継割引券」と「100円(現金のみ)」をお支払いください。

出典:京阪電車公式サイト

・京都駅からJR→ 京阪→ 叡電

叡山電車の旅情を楽しめるコース。
※三宅八幡駅までの合計所要時間 約45分~60分。

(1) JR奈良線 宇治・奈良方面行「東福寺駅」まで約3分。
→ [東福寺駅 京阪本線に乗り換え]→
(2) 京阪本線 出町柳行「出町柳駅」まで約17分。
→ [出町柳駅 叡山電車に乗り換え]→
(3) 叡山電車 八瀬比叡山口行「三宅八幡駅」まで約11分。
※「八幡前駅」は、鞍馬行・二軒茶屋行に乗車 約11分。

・京都駅から地下鉄→ バス

時短コース。バスの時間に合わせるのがポイント。
※三宅八幡までの合計所要時間 約30分~。

(1) 地下鉄 国際会館行「国際会館駅」まで約20分。
→ [国際会館駅 3番出口/京都バスに乗り換え]→
(2) 京都バス19 大原行「三宅八幡」まで約4分。
国際会館バス停地図
※バスの本数は1時間に2、3本。
※徒歩の場合は、三宅八幡宮まで約20分。

【7】近くの名所旧跡

・崇道神社

基本情報
崇道神社
所在地 京都市左京区上高野西明寺山
TEL.075-722-1486

御祭神は早良親王(さわらしんのう)
崇道神社の名称は、追号された崇道天皇(すどうてんのう)に由来します。

早良親王は桓武天皇の弟で皇太子。延暦4年(785年)藤原種継暗殺事件に連座したと疑われ、淡路国に送られる途中に憤死。その後、多発した病気や災害は親王の祟りによるものとされ、桓武天皇は「崇道天皇」の尊号を追贈。

平安京に遷都した後も、平安貴族を悩ます怨霊のひとつとされ、鎮魂のために複数の寺社で祀られています。

・蓮華寺(洛北蓮華寺)

基本情報
蓮華寺(洛北蓮華寺)
所在地 左京区上高野八幡町1
TEL.075-781-3494
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 大人 400円  

蓮華寺は、比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院。黄檗宗様式の建築と江戸初期の池泉鑑賞式の典型ともいえる庭園が見どころ。また、蓮華寺形灯籠と呼ばれる石灯籠があり、江戸時代の茶人に好まれたそうです。

造営にあたっては、詩人・書家で詩仙堂を造営した石川丈山、朱子学者の木下順庵、狩野派画家の狩野探幽、黄檗宗の開祖 隠元隆琦や第二世 木庵性瑫らが協力したと記録に残っています。

ミィコ
洛北は山が近くて、空気が澄んでいるような気がする地域です。だから寺社が多いのでしょうか^^

※この記事の史実に関する記載は、三宅八幡宮公式サイト、駒札、wikipedia等を参考にしました。

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猫好き管理人ミィコです。京都散策に役立つブログを目指して、スローペース更新中。基本的に市バス・電車で移動です。主に週末ふらふらしています。facebookでブログ更新お知らせ中!