桂離宮 | 当日参観できます!一度は訪れたい日本庭園の最高峰

桂離宮

桂離宮は、八条宮家(桂宮家)の二人の親王の美意識で完成した、日本庭園の傑作、最高峰と名高い池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園です。

ドイツの有名建築家、ブルーノ・タウト、ヴァルター・グロピウスらが、簡素な中に深い精神性と美を表現した建築及び庭園として高く評価し、その知名度を国際的に高めました。

2016年より当日参観のシステムが始まり、2018年11月からは18歳以上の参観が有料になりました(1,000円)。中学生・高校生は無料です。

当日参観のコツ、京都駅からのアクセス方法、見どころをまとめました。

基本情報
桂離宮
所在地 京都市西京区桂御園
TEL.075-211-1215
宮内庁 桂離宮 公式サイト

【1】桂離宮 当日受付枠があります!

・参観できる日時は?

下記の休止日以外は参観可能です。

参観の休止日
(1) 月曜日(月曜日が休日の場合は、翌火曜日が休止日)
(2) 年末年始(12月28日~翌年1月4日)
(3) 行事等の実施のため支障のある日

※(1)(2)は、宮内庁京都事務所参観窓口の受付も休止です。
※カレンダーが公開されています。
桂離宮の参観について

・申し込み方法(予約・当日)

参観できるのは、中学生以上です。一緒に申し込める人数は4名まで。代理人による申込みはできません。

(1) 予約・事前申込み
・往復はがき/3カ月前から先着順で受付。定員オーバーの場合は抽選。
・インターネット/3カ月前から受付。宮内庁参観案内 オンライン申し込み
・宮内庁京都事務所参観窓口(8:40~17:00)/本人確認書類・返信用ハガキ持参。

(2) 当日申込み
・9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00のコースに参加可能
・当日受付枠 各20名
・18歳以上の人は、参観時にチケット購入(1,000円)
※中学生・高校生は無料

当日受付は、現地にて8:40より先着順で整理券が配布されます。満員となり次第、受付終了。
受付と拝観の際に、本人確認書類(運転免許証等)が必要です。

ミィコ
2018年11月23日(祝)は、10:00過ぎに到着しました。11:00の参観は定員になっていて、12:00、13:00、14:00、15:00に参加可能との事でした。
桂離宮
▲当日受付状況

【2】見学はツアー形式(1,000円)

参観ツアーは1日8回開催されています。
※当日受付は、9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00 の7回

・参観ツアー開始時間 9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
・定員 各回60名
・参観ツアー所要時間 約60分

・どんな感じのツアー?

各回、20名くらいのグループに分かれて、ガイドさんが案内してくださいます。

ガイドさんを先頭にツアースタート!皆で後ろをついていき、特に見どころのポイントでは、立ち止まって説明に耳を傾けます。

ガイドの時間配分は、かなり練られたんだろうなと思われるタイミングでした。グッジョブ! ひっそり後ろにも担当者が見守っておられました。

桂離宮案内図
▲桂離宮(パンフレットより)

・参観の際の注意点

・時間厳守!ツアー開始時刻を過ぎると参加できませんので要注意。
・ツアー開始時間の20分前から参観受付。参観者休憩所で待機。
・参観者休憩所に、トイレ、売店、ロッカー(無料、100円玉が必要)あり。

・コースは砂利道や飛び石が多いです。歩きやすい靴、スニーカーがお薦め。
・写真撮影はOK。足元に気を付けてくださいね。
・集団から遅れすぎないように気を付けましょう。

桂離宮

【3】桂離宮は八条宮家の別荘

・親王親子の美的感覚の集大成

後陽成(ごようぜい)天皇の弟である、八条宮(はちじょうのみや)初代 智仁(としひと)親王により創建された、宮家の離宮(皇居以外に設けられた天皇・上皇の別邸)です。

元和元年(1615年)頃より、数年かけて古書院や質素な中にも格調を感じさせる山荘を完成させました。

智仁親王の没後はしばらく荒廃しましたが、寛文2年(1662年)頃までに、二代目智忠(としただ)親王によって、さらに庭園に手が加えられ、ほぼ現在の姿に整えられました。

智仁親王と、智忠親王の研ぎ澄まされた美的感覚を集大成した離宮と言えます。

この桂の地は観月の名所として知られていましたが、この離宮は単なる観月や鑑賞のための庭ではなく、池での舟遊び、庭に点在する茶屋を用いての茶会、酒宴など、さまざまな遊興や行事の場として使用されたそうです。

八条宮 智仁親王(はちじょうのみや としひとしんのう)
天正7年(1579年)生~寛永6年(1629年)没

天正14年(1586年)豊臣秀吉の猶子となる。
天正17年(1589年)秀吉に実子・鶴松が誕生し猶子解約、同年12月、秀吉の奏請により八条宮家を創設。
元和元年(1615年)~元和5年(1620年)頃に桂離宮を造営。

学問文芸の素養が高く和歌と連歌に堪能な文化人。自邸でしばしば歌会を催し、近衛信尋(甥)などの後進の歌人の育成にも尽力した。自筆の詠草や私撰集が多数残されている。造庭の才にも優れ、現在の桂離宮を創建。

・秘伝の古今和歌集の解釈を細川幽斎から伝授され、後に甥の後水尾天皇に相伝。
・智仁親王御記、煙草説、江戸道中日記などの著述がある。
・古典の収集書写にも熱心で、現在「桂宮本」(宮内庁書陵部蔵)と呼ばれる蔵書群の基礎を築いた。

八条宮 智忠親王(はちじょうのみや としただしんのう)
元和5年(1619年)生~寛文2年(1662年)没

八条宮第2代。八条宮智仁親王の第1王子。

寛永元年(1624年)後水尾天皇の猶子となる。
寛永6年(1629年)父智仁親王の薨去により宮家を継承。
寛永19年(1642年)前田利常の四女・富姫と結婚し、財政的な裏付けができ、山荘の復興・増築に意欲的に取り組む。
承応3年(1654年)後水尾天皇の第13皇子穏仁親王を養子とする。

智忠親王は、父である智仁親王の影響を強く受け、学問を好み、和歌・書道に秀でていました。父智仁親王が造営した桂離宮は、父の没後、しばらく荒廃していましたが、智忠親王はこれを改修し、御殿を増築し、庭園を整備することに努めました。

現在の桂離宮
桂離宮の総面積は、付属地も含めて約6万9千㎡余りになります。皇室用財産(国有財産)として宮内庁が管理されています。

・桂離宮の見どころ

どこから見ても絵になる庭園!

中央に複雑に入り組んだ池と大小5つの中島を配し、土橋・板橋・石橋で繋げ、要所要所には茶室がしつらえてあります。

お茶屋などの建築物をはじめとして、灯籠、手水鉢、飛び石など、石のひとつひとつにまで心を配られています。二人の親王の美意識や好みが色濃く反映された庭園です。

庭を回遊すると、変化に富んだ風景が次々に現れ、飽きることがありません。また、池に映る月を楽しむための「月見台」は、まさに日本文化の粋を表現しているといえますね!

桂離宮 州浜
▲賀茂川石を並べて海岸に見立てた州浜
桂離宮
▲複雑な池の稜線や石組み・石橋が美しい
桂離宮
▲茅葺の田舎家風の茶屋「松琴亭」
桂離宮
▲市松模様は塗り直され、当時の色を再現
桂離宮
▲どこから眺めても絵になる庭園です
桂離宮
▲「笑意軒」から「園林堂」を望む
桂離宮 灯籠
▲ユニークな三角の灯籠
桂離宮
▲古書院と紅葉。古書院は老朽化のため中は参観できません
桂離宮
▲「月波楼」池に移った月を眺めたそうです
桂離宮
▲「衝立の松」
訪問者が古書院に上がって初めて池の全景が見えるよう配慮したもの
ミィコ
後水尾天皇は、修学院離宮を造営される前に桂離宮を訪れています。この離宮を見て、ますます自分の離宮を造りたいという思いが大きくなったかもしれませんね^^

【4】桂離宮 アクセス

最寄り駅は、阪急京都線「桂駅」。東出口から桂離宮まで徒歩約20分。
バス停「桂離宮前」からは徒歩約5分ですが、バスの本数が少ないです。

京都駅からの場合、早く到着できるのはタクシー(20分前後)になります。

※下記地図のB地点は桂離宮駐車場で、当日受付の入口です。

・京都駅から

【地下鉄と阪急電車】※所要時間 約35~40分
・地下鉄烏丸線 国際会館行「四条駅」まで約3分→(乗換え)→
阪急京都線「烏丸駅」から「桂駅」まで約5分→ 東出口から 徒歩20分

【市バス】※所要時間 約25~30分
★京都駅前バスターミナルのりば案内
・[C5のりば] 市バス33 洛西バスターミナル行き「桂離宮前」まで約25分 下車徒歩5分
・京阪京都交通バス 2、14、26、26B「桂離宮前」まで約20分下車 下車徒歩5分
※バスの本数は少ないです。事前に時刻表をチェックしてください。

【TAXI】※所要時間 約17分/1,810円
・総距離 約5.4km タクシー料金検索
※料金・所要時間は実際とは異なる可能性があります。

・阪急河原町駅から

・阪急京都線「河原町駅」から「桂駅」まで約7~11分
※東出口から桂離宮まで徒歩20分

【5】まとめ|当日受付のコツ

【こんな方におすすめ】
・お天気など、その日の都合で決めたい方。
・参観当日、出来れば3時間以上時間に余裕がある方。
・臨機応変にスケジュールをアレンジするのが苦にならない方。

【当日参観のコツ】
・現地に出来るだけ早い時間に行って整理券をゲットする事のみ! 整理券配布がはじまるまで並びます。ベンチも用意されています。

【プランニングのコツ】
当日受付の後、すぐに参観できるわけではありません!

  • 受付から参観終了まで、余裕をもって最低3時間は見ておくのが安心。

    ・10:00受付→12:00から13:00まで参観(私の場合)
    ・8:40受付→9:00から10:00まで参観
    ※9:00参観は7時から並ばれている方も結構おられたそうです。
出来るだけ早めに現地に行きましょう。希望参観時間の2時間前には行った方がよさそうです。

※このスケジュールは始まったばかりなので、混雑具合はまだ予測できない感じです。その日の込み具合によっては、早いツアーに参加できるかもしれません。

  • 臨機応変にスケジュールをアレンジしましょう。

    参観まで時間が空く可能性が高いのですが、近所にこれといった名所旧跡はないので時間つぶすのが大変。わりと近くにある「寺蔵カフェ」は11:00オープンです。

    ・プラン例
    9:00頃に受付して15:00~を予約すれば6時間あるので、嵐山に4~5時間滞在することが可能です。最寄りの阪急電車「桂駅」まで徒歩約20分、阪急電車「桂駅」から「嵐山駅」までは電車で7分程度で、往復移動時間は約1時間くらいです。(待ち時間含まず)

    桂離宮には駐車場があるので、車やタクシーで移動するのもいいかもしれません。ただし紅葉シーズン週末の嵐山は激混みなので、ご注意ください。
冬の当日参観は待ち時間の寒さがつらいので、温かくしてお出かけください。

11月23日(祝)でも1時間近くじっと待っているとさすがに寒く、参観終了の3時間後には、指が冷えきっていました。

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ミィコ
是非一度、国のお宝でもある素晴らしい庭園をご堪能ください! しばらくは、他のお庭がショボく見えるかもしれません^^

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猫好き管理人ミィコです。京都散策に役立つブログを目指して、スローペース更新中。基本的に市バス・電車で移動です。主に週末ふらふらしています。facebookでブログ更新お知らせ中!