宇治神社 | 学問・受験合格の神様と見返り兎

宇治神社 みかえり兎 おみくじ

宇治神社は、学問・受験合格・就活合格にご利益があると言われています。

どの道を進めばいい? 迷った時は神様のお使い「みかえり兎」に導いてもらいましょう。

その昔、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が、この地に向かう途中で道に迷い困っている時、一羽の兎が現れ、振り返り振り返り、道案内をしてくれたそうです。その兎は「みかえり兎」と呼ばれ、正しい人生の道を導いてくれる神様の使徒と伝わっています。

宇治神社の由来や見どころをまとめました。

基本情報
宇治神社
所在地 京都府宇治市宇治山田1
TEL.0774-21-3041
参拝時間 境内自由
ご祈祷 9時~16時 予約受付
宇治神社 公式サイト

【1】宇治神社と宇治上神社との関係

宇治神社の御祭神は、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)です。

宇治神社は「菟道稚郎子」1柱をお祀りし、宇治上神社は「菟道稚郎子」、父「応神天皇」、兄「仁徳天皇」も一緒に祀られています。

宇治上神社は、明治19年に宇治神社から分離独立し、名称と社格を戴かれ現在に至っているという経緯から宇治神社の摂社であったと考えられるそうです。

それまでは、宇治神社と宇治上神社は二社一体で、両社を合わせて「宇治離宮明神(八幡宮)」と総称されていました。宇治上神社は「離宮上社」「上社」「本宮」、宇治神社は「離宮下社」「下社」「若宮」と呼ばれていたそうです。

【2】学問の神様、菟道稚郎子

菟道稚郎子
▲「菟道稚郎子」菊池容斎(武保)著「前賢故実. 巻第1」明治元年発行 国立国会図書館

・菟道稚郎子のプロフィール

菟道稚郎子は第15代 応神天皇の皇子です。

幼い頃より聡明で、百済から来朝した阿直岐(あちき)・王仁(わに)博士のもとで学問の道を極めました。わが国最初の文教(学問・教育によって教化すること)の始祖と言える方です。

そのため、現在では学業や受験合格の神様として崇められています。

また、多くの史書に記載がありますが、中でも「日本書紀」によれば、父 応神天皇から寵愛されて皇太子に立てられたものの、異母兄の大鷦鷯尊(おおさざきのみこと/後の仁徳天皇)と皇位の譲り合いになり、自ら命を絶つことによって皇位を譲ったという兄弟愛のストーリーで知られています。

皇位を譲るために自ら命を絶つってどういう状況?

応神天皇は末子の菟道稚郎子を寵愛していたそうですが、それだけではなく、わが国の古代の慣例では「末子相続」の習わしがあったと思われます。若い方が活躍できる期間が長く、国の繁栄を期待できるとされるからです。応神天皇も菟道稚郎子を後嗣に任命していました。

しかし菟道稚郎子が王仁博士から学んだ儒教では、明らかに兄弟の順を唱える「長子相続」でした。儒教の影響を強く受けた菟道稚郎子は、応神天皇が崩御されると(応神天皇41年/312年)、兄の大鷦鷯尊が天位に就くべきと、皇位につくことはありませんでした。

一方、大鷦鷯尊は父 応神天皇の決断を尊重して従うべきとの考えから、皇位の譲り合いが続き、長く天皇不在の状況になりました。
そして3年後の315年、菟道稚郎子は皇位を早く定めて天下の煩いを除くため、自らの命を絶つことによって兄宮に皇位を譲りました。

宇治神社 ご祭神

・宇治との関係

菟道稚郎子という名は、地名を冠してつけられたと見られています。

名前の「菟道」が山城国の宇治(現在の京都府宇治市)の古代表記とされるように、宇治地域と関連が深い人物です。菟道稚郎子は宇治に「菟道宮(うじのみや)」を営んだといい、お墓も宇治に伝えられています。

その昔、地名である「宇治」は「宇遅」「莵道」「兎道」などと表記され、平安時代に「宇治」に定着したとされています。『古事記』では母・宮主矢河枝比売が木幡村(現在の宇治市木幡)に住まっていた旨が記され、この地との関係の深さが示唆されます。

・宇治神社のはじまり

菟道稚郎子の自害で、兄の大鷦鷯尊(後の仁徳天皇)は深く悲しみ、自らの思想に殉じた菟道稚郎子の鎮魂のため、その御神霊をこの地に祀ったのが宇治神社の始まりです。

ご祭神が自害されたのは応神天皇崩御(応神天皇41年/312年)の3年後という事から、1700年以上の歴史のある神社です。

このあたりは応神天皇の離宮(桐原日桁宮:きりはらひけたのみや)跡で、皇子の菟道稚郎子の宮居の跡と伝えられています。

【3】みかえり兎は神様の使徒

宇治神社 みかえり兎
▲本殿の「みかえり兎」

御祭神「菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)」が河内の国から、この土地へ向かわれる途中、道に迷われてしまいました。
その時、一羽のうさぎが現れ、振り返りながら、後を追う「菟道稚郎子命」を正しい道へと案内し、お助けしました。
この御由来のうさぎを当神社では「みかえり兎」と呼び、人々の人生を道徳の正しい道へと導く神様の御使いとして伝わっております。
また、宇治という地名は、この云われよりついた名前ともいわれています。

出典:宇治神社

・みかえり兎おみくじ

宇治神社 みかえり兎 おみくじ
▲見返り兎のおみくじ

うさぎは持ち帰って飾ってあげて下さい。おみくじも、一緒に持っていていいそうですよ。願いがかなったら、お礼の参拝に来ましょう!

・うさぎ絵馬で願掛け

宇治神社 うさぎ絵馬

うさぎ絵馬にお願いごとを書き、本殿のみかえり兎にお願い事をし、本殿を時計まわりに3周する間に、あと3つあるうさぎの置物を見つけたら願い事が叶うと言われているそうです。

もし見つけられなくてもガッカリしないで。神社職員にお尋ねすれば教えてくださるそうです^^

【4】宇治神社のみどころ

・本殿、拝殿、手水鉢 etc

宇治神社鳥居
▲宇治神社 鳥居
宇治神社 本殿
▲本殿|重要文化財

鎌倉時代初期の三間社流れ造り桧皮葺き。殿内中央には平安中期の菟道稚郎子命の木造神像(重要文化財)が奉安されているそうです。

宇治神社 桐原殿
▲拝殿(桐原殿)|入母屋造、桁行3間、梁間3間、檜皮葺き。桐原は当地の地名。
宇治神社 手水舎
▲手水舎|水口は龍じゃなく、クールな兎さんです

・パワースポット

宇治神社パワースポット
▲空気の違いがわかりますか?

本殿の右側に、ひっそりと木々に囲まれた特別な場所があります。何気にお賽銭箱があるという理由で、鈍感な私も気づきましたが、空気の違いを感じられた方は霊感ありそうです。
「自然の力」や「古の時代の力」を吸収できる場所だそうです。

【5】おすすめ参拝経路・アクセス

※おすすめルート
京阪宇治線「宇治駅」からが近いです。宇治神社を参拝して、社務所の北側を通る「さわらびの道」を右に行くと宇治上神社の鳥居があります。
JR「宇治駅」からの場合は、平等院の後で訪ねるのが効率的です。

・祇園四条から

京阪本線 淀屋橋行 特急に乗車。中書島駅で宇治線に乗換
※宇治駅まで約32分 下車 徒歩約5分

・京都駅から

JR奈良線 みやこ路快速、城陽行、奈良行
※宇治駅まで約18~29分 下車 徒歩約10分

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ミィコ
宇治は緑も多くて癒されます。宇治上神社と平等院もすく近くなので、是非、訪れてみてください^^

※この記事の史実に関する記載は、宇治神社公式サイト、駒札、梅原猛「京都発見1」を参考に作成しました。

ABOUTこの記事をかいた人

猫好き管理人ミィコです。京都散策に役立つブログを目指して、スローペース更新中。基本的に市バス・電車で移動です。主に週末ふらふらしています。facebookでブログ更新お知らせ中!