「一和」今宮神社名物 あぶり餅は千年の味わい。

一和 あぶり餅

一和(一文字屋和輔)は、あぶり餅のお茶屋さん。今宮神社の東門参道(旧参道)で、1,000年以上営業されています。

参道を通ると、お餅・きな粉を備長炭であぶる香ばしく美味しそうな匂いが漂ってきます。そして、お茶屋のお姉さん達の元気な呼び込みの声!ついつい引き込まれてしまいます。

そこで問題発生!実は、向かいあわせに二軒の茶店があるんです。北側に創業1,000年超えの「一和」、南側に創業400年近い「かざりや」です。

どちらの店に入ろう・・味が違ったりするのかなぁ?という疑問にお答えします。個人的な感想ですがご参考になれば嬉しいです。

基本情報
一文字屋和輔(一和)
創 業 長保2年(1000年)
所在地 京都市北区紫野今宮町69
TEL.075-492-6852
営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜日(1日、15日、祝日の場合は営業、翌日休み)、年末
一文字屋和輔 公式サイト
お品書き
あぶり餅
1皿(13本)500円 お茶付き。
※3人前(1,500円)から、持ち帰り可能です。

【1】あぶり餅「一和」創業1,000年

今宮神社の東門参道(旧参道)にある、あぶり餅屋「一文字屋和輔(いちもんじや わすけ)」こと「一和(いちわ)」は、長保2年(1000年)創業。今も平安時代と変わらぬ製法で作り続けている老舗です。

日本に8社ある創業1,000年を超える会社のひとつで、飲食店としては最古!

・今宮神社の門前菓子 あぶり餅

京都の紫野にある今宮神社は、平安建都以前よりあった疫神(えきしん)を祀る社が起源とされる歴史ある神社です。

平安時代、一条天皇が疫病の流行を鎮めようと今宮神社を建立した時を同じくして、「一和」の先祖が移り住んだと言い伝えられているそうです。

そして、あぶり餅の串に今宮神社に奉納された斎串(いぐし)を再利用していた事もあり、疫病除け・無病息災を願う縁起物の餅として当時から有名でした。

今宮神社 参道
▲今宮神社の東門参道にある一和

参道沿いにゴザを敷いた縁台が並べられ、時代劇に出てきそうな、いかにも昔ながらの茶店という風情。旅気分が盛り上がります!

建物は複数の建屋が密接、古い方は元禄年間、新しい方は大正時代のものとされています。店の奥は中庭の見えるお座敷と2階のお座敷があります。店内の大きな井戸は平安時代からのもので、地下に入って見学もできます。

あぶり餅 一和
▲観光シーズンなので行列発生中
ミィコ
日本最古の飲食店!これからも記録更新し続けてほしいです^^

・あぶり餅ってどんなお菓子?

店頭では、すべて女性の手によってお餅が作られ、焼かれています。これは「家を守る」という古来の風習からきているそうです。

つきたてのやわらかいお餅を親指サイズにちぎり、きな粉をまぶし、竹串にひとつひとつ刺し、備長炭の入った大きな火鉢の上でこんがり焼きます。

すると周りは香ばしく美味しそうな匂いに包まれ‥ ぷうっとお餅が膨らんだら白みそベースのタレをつけて、すばやく皿の上に移して提供されます。

手作りならではの不揃いな形が魅力的な素朴なお菓子です。

・白味噌タレのこだわり

白味噌のタレには決まったレシピはなく、季節によって味は微妙に変わるそうです。

保存料を一切入れないため、気温変化が激しい夏や冬は悪くなりやすいので、必ず火が通されます。一方、春や秋は本当に短い間ですが、そのまま生味噌で食べられる期間があり、それは格別の風味なんだとか。

一和 あぶり餅

・賞味期限「本日限り」

保存料は使用していないので、地方発送やWEB販売はありません。当日限り、手渡しのみでの販売です。

原材料
備長炭:上土佐備長炭か日向備長炭
餅米:近江の羽生
きな粉:深入りの京きな粉
お味噌:特上の西京白味噌(本田味噌本店)

厳選した素材の味を楽しめます。お餅は餅米100%なので、3時間もしたら硬くなります。本物の証ですね。持ち帰りにする場合は早めにいただきましょう!

ミィコ
出来立てのあぶり餅は最高です。何でもネットで買えるとつまらないですよね

※参考記事、一和女将インタビュー「プロのシゴト観

【2】あぶり餅「かざりや」創業400年

「一和」の向かいにあります。
創業400年近くということで、こちらもかなりの老舗ですね。

基本情報
あぶり餅 本家・根元 かざりや
創 業 寛永14年(1637年)
所在地 京都市北区紫野今宮町96 今宮神社東門前参道南側
TEL.075-491-9402
営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜日(1日、15日、祝日の場合は営業、翌日休み)、年末
お品書き
あぶり餅
1皿(13本)500円 お茶付き。
※3人前(1,500円)から、持ち帰り可能です。

・作り方は同じ

「かざりや」も、いち和と同じく女性の手によってお餅が作られ、焼かれています。店頭のゴザの台の上でお餅を親指サイズにちぎり、きな粉をまぶし、竹串にひとつひとつ刺す作業が行われています。そして注文が入ったら備長炭の入った大きな火鉢の上でこんがり焼き、タレをつけて提供されます。

こちらも保存料は不使用なので、賞味期限は当日限りです。

・おすすめ縁側席

訪れたのは初夏で、ちょうど空いていたこともあり迷わず縁側席に^^ お手入れされた中庭の緑がキレイで爽やかな気持ちになれるおすすめの席です。

お茶をいただきながら、ほっこり一息していると、あぶり餅が出てきました。白みそベースのタレは、甘味と塩味の絶妙なバランス。歩き疲れたころに食べると、幸せがしみじみ体中に染みわたり、気力・体力が復活してくるのを感じます。

かざりや あぶり餅
▲縁側席
かざりや
▲かざりやの風情ある玄関
ミィコ
とにかく、気候の良い季節は、縁側席がお気に入り!

【3】一和、かざりや。味の違いは?

どちらのあぶり餅も食べた瞬間、白味噌のほんのりとした甘さがお口の中にふわぁっと広がり、とても幸せな気分になれます。

結論は、それぞれに美味しいです!

同時に食べ比べたわけではないのですが、風味の第一印象は少し違いました。正直な所、甲乙はつけられません。是非ご賞味くださいませ。

・一和

白味噌だれは、ほんのり控えめな甘さ。とてもまろやかで優しいお味でした。伺った季節が秋なので、別格風味と言われる生味噌の可能性もあるかも!?(未確認)

・かざりや

伺ったのは初夏。いち和さんのタレより、ほんの少しですが塩味を感じました。それが美味しかったです。もしかしたら、冬の味付けはまた違う可能性もあるかもしれません。

ミィコ
え? 食べた季節が異なるからイマイチ参考にならない? やっぱり同時に食べないとダメかなぁ・・

【4】今宮神社参拝と「あぶり餅」 アクセス

・船岡山バス停からのルート

京都市バスが便利です。地下鉄で北大路駅まで移動してから、バスを利用するのもおすすめです。

船岡山バス停から、鳥居のある今宮門前通を通って今宮神社を参拝し、あぶり餅で休憩するコースです。※2018年秋の台風被害で現在は船岡山の鳥居は根元だけになっています。

今宮神社と、あぶり餅コース

・京都駅前バスターミナルから

★京都駅前バスターミナルのりば案内
[B3のりば] 市バス205 金閣寺・北大路バスターミナル行き
※船岡山まで約50分、下車徒歩8分
[A3のりば] 市バス206 大徳寺・北大路バスターミナル行き
※船岡山まで約40分、下車徒歩8分

・阪急電車 四条大宮駅から

市バス46 上賀茂神社行き
※今宮神社前まで約20分、下車徒歩3分

・地下鉄 北大路駅/北大路バスターミナルから

市バス204、205、206、1、12、101、102、M1、北8
※船岡山まで約7分、下車徒歩8分

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ミィコ
休憩の後は、大徳寺を散策しながら建勲神社方面へ向かうのもいい感じです。

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猫好き管理人ミィコです。京都散策に役立つブログを目指して、スローペース更新中。基本的に市バス・電車で移動です。主に週末ふらふらしています。facebookでブログ更新お知らせ中!