春、秋の京都一人旅。舞妓・芸妓さんの華やか舞台もおすすめ!

春夏の、舞妓、芸妓さんの舞台

2019年、秋の公演情報に更新しました!

舞妓さん・芸妓さんが華やかな衣装で優雅に舞う舞台。日本文化なのに非日常感たっぷりです。

祇園甲部歌舞会の「都をどり」が有名だけれど、京都には5つの花街があってそれぞれ春と秋に開催されます。※祇園東歌舞会は秋のみ。

春の公演は4月、秋の公演は10月頃から始まります。良いお席は事前に予約してスケジュールに組んでおきましょう。

五つの花街の歴史や、公演情報をまとめました。

京都五花街

  • 祇園甲部歌舞会(井上流)
    春「都をどり」、秋「温習会」
  • 宮川町歌舞会(若柳流)
    春「京おどり」、秋「みずゑ会」
  • 先斗町歌舞会(尾上流)
    春「鴨川をどり」、秋「水明会」
  • 上七軒歌舞会(花柳流)
    春「北野をどり」、秋「寿会」
  • 祇園東歌舞会(藤間流)
    秋「祇園をどり」

その他の公演

  • 京都五花街合同公演(6月開催)
    五花街の踊りを一度に見ることができます。
  • ギオンコーナー(ほぼ毎日開催)
    舞妓さんによる京舞など、7つの伝統芸能のダイジェスト公演。

【京都五花街】

祇園四条・清水五条・三条界隈に四つの花街、上七軒に一つあります。

【1】祇園甲部歌舞会

祇園甲部(ぎおんこうぶ)の「都をどり」は、舞妓さん・芸妓さんの舞踊公演の先駆けとして有名です。舞踏の流派は井上流一筋。

基本情報
祇園甲部歌舞会
お問合せ:TEL.075-541-3391
平日10:00~17:00
祇園甲部歌舞会 公式サイト

祇園甲部歌舞練場
改修のため休館中

都をどり、温習会

  • 春「都をどり」
    2019年4月1日(月)~27日(土) ※終了
  • 秋「温習会」
    2019年10月3日(木)~8日(火) ★詳細・チケット
    ※会場:京都府立文化芸術会館

祇園甲部と「都をどり」

祇園甲部は京都で最大の花街で、寛永年間(1624年-1645年)に祇園社(現在の八坂神社)の門前で営業された水茶屋(お茶など提供して休息できる御茶屋)が始まりとされています。

享保17年(1732年)に正式に茶屋の営業許可がおりると、門前は繁栄し江戸末期にはお茶屋が500軒以上あったそうです。お団子をモチーフにした紋章はその時に作られ、現在も祇園甲部と祇園東の紋章として使われています。

しかし、明治時代になると祇園の繁栄に陰りが差してきます。そんな状況を立て直すため、一力亭の杉浦治郎右衛門らが明治5年(1872年)に「祇園甲部歌舞会」を設立。そして京都初の博覧会の余興として、井上流家元の井上八千代と共に企画したのが「都をどり」です。

花道からおそろいの衣装を着けた踊り子たちが登場するなど、それまでとは一味違う演出で観客を驚かせました。これ以降、祇園甲部の舞は井上流一筋になっています。

祇園甲部歌舞練場は改修のため休館中
明治6年(1873年)、建仁寺塔頭清住院を歌舞練場として改造、第2回「都をどり」から使用し、大正2年(1913年)現在の場所に新築移転しました。その後、昭和の改修期間を除き、100年以上ここで上演されました。平成13年(2001年)には「京都府有形文化財」に登録されましたが、耐震工事のため一時休館中です。

【2】宮川町歌舞会

宮川町(みやがわちょう)は、祇園甲部に続く規模で、舞妓さん・芸妓さん20人以上が在籍しています。舞踊の流派は明治以前は篠塚流、それ以降30年ほど前までは楳茂都流でしたが、現在は若柳流が主流となっています。

基本情報
宮川町歌舞会
お問合せ:TEL.075-561-1151
10:00~16:00
宮川町歌舞会 公式サイト

宮川町歌舞練場
所在地 京都市東山区宮川筋4丁目 [地図]
交通アクセス
・京阪「清水五条駅」より徒歩7分
・地下鉄東西線「三条京阪駅」より徒歩20分
・JR「京都駅」から市バス「河原町松原」バス停より徒歩7分

・京おどり、みずゑ会

  • 春「京おどり」
    2019年4月1日(月)~4月16日(火) 終了しました
  • 秋「みずゑ会」
    2019年10月10日(木)~13日(日) ★詳細・チケット

・宮川町の歩み。現在は芸妓一筋

その歴史は慶長5年(1600年)頃、出雲阿国*(いずもの おくに)の歌舞伎踊りの時代から始まります。若衆歌舞伎の小屋と茶屋が立ち並び、10代の少年(陰間)や、遊女が接待をしていました。江戸時代頃には売色衆道専業の若衆茶屋(陰間茶屋)が集っていたそうです。

その後は江戸の3大改革による度重なる風俗取締りや1958年(昭和33年)の売春防止法施行で遊廓はなくなりましが、今でも遊廓時代の建物は残っています。現在は芸妓一筋の花街です。

*出雲阿国
元亀3年?(1572年)- 没年不詳)安土桃山時代の女性芸能者。かぶき踊りを創始したことで知られています。茶屋遊びをエロティックに演じていたようです。このかぶき踊りが様々な変遷を得て、現在の歌舞伎が出来上がったとも言われています。

【3】先斗町歌舞会

先斗町(ぽんとちょう)舞練場は、レトロモダンな雰囲気が素敵な建物で三条大橋からもよく見えます。舞踊の流派は尾上流。

基本情報
先斗町歌舞会
お問合せ:TEL.075-221-2025
先斗町歌舞会 公式サイト

先斗町歌舞練場
所在地 京都市中京区先斗町通三条下ル [地図]
交通アクセス
・京阪本線「三条駅」 6番出口より徒歩5分
・阪急京都線「河原町駅」 1番出口より徒歩10分
・JR「京都駅」から地下鉄烏丸線「御池駅」で東西線に乗り換え「京阪三条駅」6番出口より徒歩5分

・鴨川をどり、水明会

  • 春「鴨川をどり」
    2019年5月1日(水)~24日(金) ※終了
  • 秋「水明会」
    2019年10月17日(木)~20日(日) ★詳細・チケット

先斗町の由来と歩み

先斗町の名前の由来は諸説ありますが、ポルトガル語の「ポント」(「先」の意味)ではないかと言われています。

この地に水茶屋ができたのは、1712年(正徳2年)頃です。高瀬舟の船頭や旅客目当ての旅籠屋が、茶立ての女子を置いたのが始まりで、正式に芸妓取り扱いの許可が下りたのは1813年(文化10年)といわれています。

花街には芸妓や舞妓が生活をする屋方、舞や音曲を披露し酒宴の席を提供するお茶屋があり、芸事の稽古を行なう学校もありました。

学校は、明治の初期に裁縫や機織りなどを教える目的で設立された「女紅場」がその前身とされ、当時は芸妓や舞妓だけでなく、花街に暮らす女性一般の教育も担っていたそうです。

現在の先斗町歌舞練場は昭和2年(1927年)に完成しました。 設計は大阪松竹座(大正12年)東京劇場(昭和2年)などを手がけ、劇場建築の名手といわれた木村得三郎氏です。 鉄筋コンクリート造り、地上四階、地下一階で、当時「東洋趣味を加味した近代建築」と賞賛されました。

また、歌舞練場の屋根には中国の蘭陵王の舞楽面を型取った鬼瓦が守り神として据えてあるので要チェック。

【4】上七軒歌舞会

上七軒(かみしちけん)は北野天満宮の東側、千本釈迦堂の西にあります。芸の花街として、笛・太鼓・三味線・お茶などの研鑽をつみ格調高く文化の香りを放ってきました。少数ながら良い技芸を披露しています。舞踏の流派は花柳流です。

基本情報
上七軒歌舞会
お問合せ:TEL.075-461-0148
平日 10:00~17:00
上七軒歌舞会 公式サイト

上七軒歌舞練場
所在地 京都市上京区真盛町742 [地図]
交通アクセス
・JR「京都駅」から 市バス50、101系統
「北野天満宮前」「上七軒」まで約30分 下車徒歩3分
・京阪本線「出町柳駅」から 市バス102、203系統(西行)
「北野天満宮前」「上七軒」まで約20分 下車徒歩3分

・北野をどり、寿会

  • 春「北野をどり」
    2019年3月25日(月)~4月7日(日) ※終了
  • 秋「寿会」
    2019年10月8日(火)~13日(日) ★詳細・チケット

上七軒の文化と歩み

京都の花街の中では一番古い歴史があります。室町時代 文安元年(1444年)北野天満宮の再建の際、残った資材で参詣人のために建てた7軒の水茶屋、七軒茶屋が上七軒の始まりです。

室町時代以降、北野天満宮は庶民の参詣で賑わい、見世物や曲芸、歌舞伎踊りなどの芸能の中心になっていました。

桃山時代、天正15年(1587年)には、豊臣秀吉が北野で大茶会を開いた際に七軒茶屋に立ち寄り、茶屋が「御手洗団子(みたらしだんご)献上したところ大絶賛され、それ以来、五つ団子を二本組み合わせて輪にしたものを花街上七軒の紋章にしています。

上七軒は、西陣の奥座敷、芸の花街とも言われ、美的審美眼の高い西陣の旦那衆の影響を受け、笛・太鼓・三味線・お茶などの研鑽をつみ格調高く文化の香りを放っていました。

しかし第二次世界大戦前までは50軒あったお茶屋が、戦後再開した際には35軒に減少。さらには西陣織産業の衰退により芸妓数も20名以下に落ち込み、舞妓がしばらく消滅した時期もありました。

そんな危機的状況を乗り越え、昭和56年(1981年)に久々の舞妓が店出しして以降は、次々と舞妓が誕生しています。

【5】祇園東歌舞会

秋のみ公演を行う唯一の花街です。毎年11月1日から10日まで祇園会館で行われます。舞踊の流派は藤間流。

基本情報
祇園東歌舞会
お問合せ:TEL.075-561-0224
祇園東歌舞会 公式サイト

公演会場 祇園会館(京都・祇園石段下)
所在地 京都市東山区祇園町北側323 [地図]
交通アクセス
・京阪本線「祇園四条駅」下車徒歩5分
・阪急京都線「河原町駅」下車徒歩10分

・祇園をどり

  • 秋「祇園をどり」
    2019年11月1日(金)~11月10日(日) ★チケット

・祇園東の歩み

祇園甲部と同じく八坂神社の門前町として栄えてきましたが、明治14年(1881年)に四条通より北、花見小路より東を祇園乙部といわれるようになりました。

「祇園をどり」は、1952年に祇園乙部から名を改めた祇園東新地(後に祇園東と改める)の芸妓衆が上演したのが始まりといわれています。以後毎年11月に行われています。

【京都五花街合同公演】

・毎年6月に「都の賑い」開催

平安遷都1200年を記念して始まった公演です。
祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の5つの花街の芸妓舞妓約100人が一堂に集います。
京都の夏の風物詩として親しまれ、五花街が一堂に揃う舞台はこのときだけ。

各花街が1場ずつ演じ、特にフィナーレの「祗園小唄」は各花街から選ばれた計20名の舞妓が各流派で舞い、この公演ならではの華麗な舞台となっています。五花街はそれぞれ流派が異なるので、振り付けの違いを楽しめます。

※2019年は南座で開催されました。

基本情報
(公財)京都伝統妓芸振興財団(おおきに財団)
所在地 京都市東山区花見小路下ル 弥栄会館内
お問合せ:TEL.075-561-3901
京都伝統妓芸振興財団 公式サイト

【ギオンコーナー】

・京舞など伝統芸能をダイジェストで

ギオンコーナーでは、舞妓さんによる京舞をはじめ、茶道、華道、箏曲、雅楽、狂言、文楽、7つの伝統芸能のダイジェストを約1時間で鑑賞することができます。予約の必要はありません。

春夏は、ほぼ毎日、午後6時~、午後7時~に開催されています。12月から3月第2週目までは金・土・日・祝のみ。
休演日 7月16日、8月16日、12月29日~1月3日
※冬期公演は演目が一部変更されます。入場料金は、大人3,150円、高・大学生2,200円、小中学生:1,900円 です。

日本人はもとより、外国人観光客にも人気のスポットです。

基本情報
ギオンコーナー
所在地 京都市東山区祇園町南側570-2 弥栄会館内 [地図]
ギオンコーナー 公式サイト

交通アクセス
・JR「京都駅」より市バス206「祇園」下車 徒歩5分
・京阪本線「祇園四条駅」より徒歩5分
・阪急京都線「河原町駅」より徒歩10分

京舞|優雅で美しい芸術
少ない動きの中での豊かな表現、品格ある宮廷風の舞いを取り入れています。
毎年春に開催される「都をどり」もこの京舞を基調としたものです。祇園の芸妓、舞妓によって演じられる京舞は優雅かつ絢爛で、衣装の美しさと相まって人々の心をとらえています。

茶道|裏千家の立礼
お茶は平安時代から鎌倉時代にかけて禅僧によって我が国にもたらされました。千利休が「和敬清寂」を理想とする茶の湯を完成し、今日の茶道の基盤を作り上げました。江戸時代に入り、日本人の生活と文化に深い影響を与えて今日に至っています。

華道|池坊と嵯峨御流(日替わり)
仏前にお花を供えたことが始まりで、室町時代に池坊専応がいけ花として確立させました。その後、茶の湯の普及とともに茶室に花を飾るようになり、様々な流派が誕生しました。やがて一般家庭にも普及し、日本ばかりでなく世界にも広がっています。

箏|生田流の演奏
1300年前に中国から伝わり、雅楽で演奏され平安貴族に愛好されました。その後、江戸時代に上方では生田流、江戸では山田流によって一般庶民にも普及しました。

雅楽|舞を伴う舞楽、蘭陵王
6、7世紀に中国大陸や朝鮮半島より伝えられ日本では平安時代王朝文化の中で最盛期を迎えました。中国本土ではすでに消滅していますが、世界最古の音楽の一つで皇室や社寺の行事を通じて今日まで伝えられています。

狂言|大蔵流狂言茂山社中「棒縛り」
能楽の合間に日常の言葉で演じられる一種の喜劇であり、室町時代に足利家の庇護の下で栄えました。その後江戸時代には、武士の教養のひとつとして定着しました。狂言は当時の社会を生々しくコミカルに表現しています。

文楽|八百屋お七・火の見櫓の段

人形を操って庶民の娯楽としたのは平安時代の傀儡師が始まりです。江戸中期には近松門左衛門と竹本義太夫が人気を博し、その弟子たちによって今日のような「人形遣い・太夫語り・三味線」という形が出来上がりました。2003年にはユネスコの世界無形文化遺産に指定されています。

ミィコ
以前、京阪電車で舞妓さん芸妓さんの団体と乗り合わせた事があります。それはもう華やかで、得した気分になりました^^

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猫好き管理人ミィコです。京都散策に役立つブログを目指して、スローペース更新中。基本的に市バス・電車で移動です。主に週末ふらふらしています。facebookでブログ更新お知らせ中!